ブラディア改造その2
今日は昨日の記事のつづきです。
実際にローラー部にベアリングを組み込んでいきます。
ラインローラーのネジをハズして分解すると、ローラーの中に標準ではカラーが入っています。
写真中央の物がそれです。
これを写真右のベアリングに交換するわけです。
ベアリングを組み込む前に、ローラーなどは汚れを綺麗に拭きとっておきましょう。
それと、ベアリングには保存用のグリスが塗ってありますので、これも拭き拭き。
では、実際に組み込んでいきます。
が、ここで
注意しないといけないポイントがあります。
それはローラーW(ワッシャー)には表と裏があります。
面取りがしてあって綺麗な方が
表、平らになっている方が
裏です。
組み込む時は、このローラーW(ワッシャー)でベアリングをサンドイッチするのですが。
この
表の面をベアリンングの方に向けて挟みます。
これを
裏側で挟みますと、折角のベアリングの回りが悪くなったり傷が付いたりする場合があります。
KIXの改造などで、「ベアリングを入れたのにそんなに変わらない。」という記事をたまに見ますが、それはローラーWの付け方が裏表反対なのかもしれません。
ちょっとしたことですが、調子が悪い方は試してみる価値はあります。
組み上げはまずローラーWの表面をローラー側に向けて装着。
次にローラーにベアリングを組み込んだ物を装着。
この時点でベアリングにオイルを一吹きしておきましょう。
最後に、これまたローラーWの表面をローラー側に向けて装着。
後はベールアームをネジで固定。
以上、3分間で改造は終了。
ローラーがクルクルと気持ち良く回るようになりました。
劇的な変化とまではいきませんが、糸撚れの改善とリーリング時の重さが少し軽くなります。
※ローラー部の分解、組み上げ時にアームが返りパーツが飛ぶことがありますので注意して下さい。
カラーが入っている時は、グリス塗付が推奨でしたがベアリングを入れたらオイルを使います。
リールを改造される時は自己責任でお願いします。
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