驚いた!

ひろぽん@G-CRAFT

2013年05月10日 11:58

昨日の夕方に、市内の某漁港へキス釣りへ行っていました。
ここへ来るのは超久しぶり。
十数年程前までは、ここでチヌのウキフカセ釣りをよくやってました。
あの頃は、一日に30枚以上釣れた事もあり凄く魚影の濃かった漁港。
それが今ではあまり釣れないようですね。

で、キス釣りをやっていると、懐かしいおじいさんに声を掛けられました。
ここの釣り場で昔よく一緒になる事が多かったお方。
今ではもう80才近くになっておられるようです。

とても気さくなおじいさんで、人柄もよく昔は話をしながら一緒に釣りをしておりました。
「○○さん久しぶりに来たね~、何ば釣いよっと?」と聞かれたので「キスです。」と答える。

「こまかろ~、あんま釣れんごたよ。」と色々と情報をくださる。

「○○さんは何釣りですか?」と私が聞くと・・・。

「アラカブ(カサゴ)たいね!」と意外な返答。

「ここでアラカブの釣るっとですか!?」と私が驚くと。

「太かとのくるとばい!」と言いながら私の横で始められる。

数分後・・・「来たばい。」

Σ('◇'*)エェッ!?
おじいさん、そのアラカブは25cm位あるとじゃなかですか?
Σ(=゜ω゜=;) マジデツカ!?

確かにここは昔、色んな魚が釣れてましたが、まさかこんなアラカブが釣れるとは・・・。

「今は誰もしいよらんもんね。(今は誰もやってない。)」とおじいさん。
仕掛けを見せてもらうと、120cm程の短い竿にナイロンの5号それにお多福錘を付けたシンプルな物。
餌は鯖を短冊に切った物を使われておりました。
竿の長さ的には、G-CRAFTのアフターバーナーくらいか。
釣り方を見ていると、アタリに合わせずにかなり引き込むまで待っておられる。
当然、潜られてなかなか出てこない。
竿をビヨンビヨンしたり糸を出したりしてアラカブと格闘。

私が見かねて「アタリがあったら即アワセしてゴリ巻きした方が良いんじゃないですか?」とアドバイス。

するとおじいさんは「この潜ったアラカブと、こがんやって遊ぶと(駆け引き)が面白かとよ。」
「そいけん5号の糸ばつけちょっとよ(だから5号のラインを巻いてるんだよ)。」と。
しばらく格闘すると・・・「ほら出てきた~!。」ニコニコしながらリールを巻いておられる。

無粋なアドバイスでありましたヾ(_ _。)ハンセイ…
そうですよね、釣りの仕方は千差万別。
どこに面白さを見出すかも色々であります。

その後おじいさんは、釣り方やアラカブの潜んでいるポイントなど詳しくレクチャーしてくれました。
そして・・・。
「あんたやっけん教えるとばってん、他の人には内緒ばい(笑)。」とニコニコしておられる。

「○○さんもしてみらんね!、餌はあるよ。」とおっしゃってくださいましたが・・・。

ここはおじいさんの大事なポイントのようだし、荒らしては気の毒なので遠慮しました(^^ゞ

いや~、しかし良い物を見せてもらいました。
仕掛け的にはアラカブを狙うような感じではありませんでしたが、おじいさんの長年の経験からあの仕掛けが一番有効なんでしょうね。
セオリーにとらわれない独自の方法でポンポン釣れらる。
楽しそうな笑顔を見て、また一つ勉強になりましたm(__)m

で、肝心の私の釣果ですが・・・キス5匹・・・(笑)。

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