ライン考察

ひろぽん@G-CRAFT

2011年10月10日 13:13

10月5日の記事で、エギングはフローティングラインの方が使いやすいと書きました。
その理由を尋ねられる事が多いので、個人的な見解を。
まずはその特性。

SSがシンキングライン。
写真の様に水に馴染んで、エギと一直線の状態になります。
対して、従来のPE。
エギと水面までの間は一直線ですが、水面から上のラインは浮いています。
一見、SSの方が自然な感じで良いような感じがしますね。

ですが、ここらから重要。
まずは、エギの動き。
従来のPEですと、ラインに角度が付いているためシャクッた時に上方向の動きをします。
対してSSの方はロッドから出ているラインとエギが直線上にあるために斜め方向の動きをします。
つまりシンキングラインの方がエギの横方向への移動距離が長い訳です。
スラックジャーク系などのエギをイカに長く見せるという釣法には向いていないような感じ。

もう一つは、そのラインスラック。
上の写真の様に、ラインを張った状態だとエギとラインが一直線上で自然な感じですが・・・。
これを緩ませた場合、ラインは沈んで底付近を漂うような状態になります。
これが、厄介なんです。
漁港などのあまり障害物が無く水面と堤防に高低差がある場合や船からのエギングなどは良いんですが、これが磯場などの根回りを攻める、あるいはシャローな場所での釣りの場合エギではなくラインが根掛かりするんです。
私がよく行く釣り場には、沈み根が点在しています。
この沈み根にはカキ殻などが付いている事も。
そのような所にラインが掛かると、シャクッた瞬間に何の抵抗も無くラインブレイク。
この切れ方をすると、かなりの長さのラインをロストします。
PEラインの巻き量が少ないと終わりですね(笑)。

常にテンションフォールを意識すれば良いんでしょうが、そこまで気を使うのが疲れます。

今回は、私の行く釣り場にシンキングラインが合って無かったという事。
フローティングライン・シンキングラインそれぞれ特性があります。
その特性を理解したうえで使うと強い武器になると思います。

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